Scott Howell -skagit casting


 

スカジットキャストについて-スコットハウェル

上記ビデオではキャスティングに関して、スコットが詳細に関して簡単にまとめています。詳しくは、次回来日の際のライブイベントに是非お越しいただきライブでご確認ください。

上記の動画ではベーシックとなるショートヘッドでのキャスティングに関して解説しています。

まず、トラディッショナルなスペイキャストでは、ヘッドの長さも長いものを使用し、オーバーハンド同様に、ロッドをバックストローク(後方)に持っていった際にできるDループの重さをフォワードストローク(前方)に展開してキャストします。

しかしながら、後ろに障害物がある、更には重いフライを投げたい場合、そしてテンポ良く最小限度のキャスティングストロークでの釣りを行う場合、短いヘッドを使用することで、キャスティングも簡単に展開できるという特徴も、このキャスティングの特徴でもあります。

ヘッドに使用するラインの全長は、長いものが有効な場合も、短いものが有効な場合も存在します。釣りの状況に合わせてシステムを組んでいくことも、更に釣りの楽しみも、引出も増やす大事なエッセンスですので、様々なラインを使用して、様々なキャスティングを広い視野で学んでいきましょう。

それでは2012年に来日した際のポイントをダイジェストでお伝えいたします。

その1:No Dip

まずはじめに、T14またはT29といった重いティップを使用し、ダンベルアイのヘビーといった大変重いシステムを使用する際に、ラインを沈ませてしまうと、フライが直ぐに底を取ってしまいます。最悪の場合、そのまま根掛りしてしまうこともあります。スナップC,Tそしてペリーポークのスタンバイポジションに入った際にラインを沈ませる時間はいらない、ということを覚えておきましょう。

ワンポイント:スタンバイする際のロッドティップの動きは高くもっていき、低い位置に竿を持っていくことが大切です。

その2:No Stop

スタンバイポジションからラインをはがして行く速度のイメージは、段々と加速していくイメージです。絶対に急加速を最初から行わないことが重要です。イメージとしては、「スローから加速して、最速でターン、シュート」。その際にロッドにせっかくためたパワーが、ストップすることによって失われてしまいます。Continue Motion 動かし続けてください。これが2つ目のポイントです。

ワンポイント:ラインをスタンバイポジションに持っていく反対の動き。低い位置から高い位置へロッドティップを持っていきましょう。この際のラインをはがすイメージは180度の半円を描くイメージです。シュートのタイミングはオーバーヘッド同様、後ろに行き過ぎてはいけません。そして何よりも「ストップしない」ということをイメージしてください

その3:No Rush

スコットのキャストはDループを発生させてラインを前に持っていきません。なるべく小さなDループで、最大の力をラインに伝えていくようにシステムが考えられています。ラインをはがしてシュートポジションを大きなDループにしないように、とにかく動作を強く行わないことを心掛けてください。

ワンポイント:ラインを徐々に加速してターンと同時にシュートをする際に、力を入れることを意識するとテーリングなどのトラブルが発生します。竿の弾力を最大限に生かす為にはアンダーハンド同様、シュートの時点で下手を手前に引くことで竿の弾力を最大に生かすことが可能です。イメージは下手と上手の間のグリップを曲げるイメージです。これはアンダーハンドでも同様なことが言えます。Dループで飛ばすのではなく、水面からラインをはがす際のエネルギー、徐々に加速しながらシュートに持っていくまでの竿の弾力によるエネルギー、シュートの際のグリップエンド下手から上手へのエネルギー、この3つのエネルギーを使ってラインをキャスティングすることをイメージしてみてください。

スコットが多用するキャストは主に、重いフライをいち早く魚の目の前に届ける為に考えられたシステムです。私的な見解になりますが、キャスティングとは、ラインシステム同様、状況によって使い分ける必要があります。止水ではシューティングスペイ、アンダーハンドが有効なことが多いでしょう。

キャスティングの最重要課題は「いかにして素早く魚釣りが開始できるのか、魚にフライを届けることができるのか」といったことです。様々なキャスティングを覚えて、引出しの数を増やすことで、その場その場で対応できるように練習していきましょう